CX-30を載せて頂きました。
7年前からCX-5に乗ってますが・・・
マツダ車の進化を感じた。
純粋に乗っていて楽しい車だった。
ということで、今回はCX-30についてです。
本記事の内容 ※クリックでジャンプ
- CX-30のエンジンについて
→エンジンタイプの紹介
→SKYACTIV-Xについての考察 - 20S試乗インプレッション
→主に内装装備の紹介。 - 今回の調査方法
→今回の調査方法の紹介。
(自ら調査できた方が良い/信頼性にも繋がると考え紹介)
CX-30のエンジンについて
まずCX-30のエンジンタイプを解説します。
CX-3/CX-30/CX-5/CX-8エンジン
CX-30に搭載可能なエンジンが気になりましたので調査しました。
ついでにCXシリーズに搭載可能なエンジンを並べて表にしてみました。
(表の見方)
青字 :選択可能
取消線:搭載不可
エンジンタイプ | CX-3 | CX-30 | CX-5 | CX-8 |
SKYACTIVE-G (無鉛レギュラーガソリン) |
SKYACTIV-G 2.0 SKYACTIV-G 1.5 |
SKYACTIV-G 2.0 |
SKYACTIV-G 2.5 SKYACTIV-G 2.0 |
SKYACTIV-G 2.5 |
SKYACTIVE-D (ディーゼル) |
SKYACTIV-D 1.8 |
SKYACTIV-D 1.8 |
SKYACTIV-D 2.2 |
SKYACTIV-D 2.2 |
SKYACTIVE-X (無鉛プレミアムガソリン) |
SKYACTIV-X |
CX-30が選択可能な機種名&エンジンは以下の通り。
20S:1.997Lレギュラーガソリン
XD :1.756Lディーゼル
X :1.997Lプレミアムガソリン
特に・・・Xに搭載されるエンジン
SKYACTIV-X
は、ディーゼルエンジンの燃焼方式である「圧縮着火」をガソリンエンジンで実用化させた最初のエンジンです。
僕がブレークスルーという言葉を知ったのはSKYACTIV-Dが発表された時でした。
ディーゼルエンジンなのに低圧縮比化・高回転を実現し、走りと環境性能を両立させたと当時は話題になりました。
今回・・・
ガソリンエンジンとディーゼルエンジン双方のいいとこどりで、再びブレークスルーを実現。
ということだと解釈していますが、
はたしてどうなのか机上で考察してみます。
CX-30エンジンタイプ毎の性能比較
圧縮比/最大トルク/最大出力性能に絞って、
各エンジンタイプ毎に値を表にまとめます。
圧縮比 | 最大トルク(N・m<kgm・f>/rpm) | 最大出力(KW<PS>/rpm) |
|
20S | 13.0 | 199<20.3>/4000 | 115<156>6,000 |
XD | 14.8 | 270<27.5>/1,600-2,600 | 85<116>/4,000 |
X | 15.0 | 224<22.8>/3,000 | 132<180>/6,000 |
■圧縮比について
ガソリンの圧縮比は大体11~12程度。
ガソリンエンジンは圧縮して高温になった混合気にスパークプラグより火花を散らして爆発させます。
ポイント
そもそもSKYACTIV-Gでも圧縮比が高い。
そしてSKYACTIV-Xは更に圧縮比が高い。
ディーゼルの場合、圧縮比は18程度。
ディーゼルは着火しやすく自然着火可能で、
比較的ガソリンよりも高い圧縮比で爆発させている。ただし、高圧縮による弊害(NOXやススの発生など)もあり。
SKYACTIV-Dは14.8なので、本当にすごい。
※こちらに関してはマツダ公式の説明ページのリンクを貼ります。CX-5購入前はよく調べました。
■最大トルクについて
XD > X > 20S
Xは、比較的低回転域(3,000rpm)で最大トルクが発生し、20Sよりトルクも太い。
ただ、XDだと1,600~最大出力が発生するのでディーゼルを上回ってはいない。
■最大出力について
X > 20S > XD
概ね(CX-5やCX-8に搭載される)25Sに近しい数値です。
※25Sの場合、138<188>6,000。
CX-30エンジンタイプ/機種毎の価格比較
次に各モデルの価格を調べてみました。
青字:20S/XD/Xで最も価格が低い。
赤字:20S/XD/Xで最も価格が高い。
無印 | PROACTIVE | PROACTIVE Touring Selection |
L Package |
|||||
2WD | 4WD | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD | |
20S | 2,392,500 | 2,692,000 | 2,612,500 | 2,849,000 | 2,733,500 | 2,970,000 | 2,794,000 | 3,030,500 |
XD | - | - | 2,887,500 | 3,124,000 | 3,008,500 | 3,245,000 | 3,069,000 | 3,305,500 |
X | - | - | 3,294,500 | 3,531,000 | 3,415,500 | 3,652,000 | 3,477,100 | 3,713,600 |
価格(低い順)は・・・20S > XD > X
Xは、XDより40万程度高い。。
(補足)
CX-5のXD PROACTIVE(2WD)は、3,173,500であり、
CX-30のX PROACTIVE(2WD)の方が高いということになります。。
CX-30機種毎の燃費比較 ※(WLTCモード)km/L
次に各モデルの燃費を調べてみました。
青字:20S/XD/Xで最も燃費が良い。
赤字:20S/XD/Xで最も燃費が悪い。
2WD | 4WD |
|||
AT | MT | AT | MT | |
20S | 15.4 | 16.2 | 14.8 | 15.6 |
XD | 19.2 | - | 18.4 | - |
X | 16.8 | 17 | 15.8 | 16.4 |
燃費(良い順)は・・・XD > X > 20S
20Sに比べて燃費は良いとは言えるが・・・
・XDの方が燃費が良く燃料代も安い。
・Xは(ハイオクベースなので)燃料代も高い。
SKYACTIV-Xについて(まとめ)
正直・・・
燃費やコスト面から特別優位性を見つけることはできなかった。
※あと、ハイオクベースなので割高感あり。
(日本より海外の方がウケは良いかも。)
ただし、SKYACTIV-Xエンジン性能については上述の通り、
・20Sと比較して性能アップが確認できる。
・XD以上ではないが、低回転域での太いトルク等ディーゼルライクなメリットも感じられる。
・出力はXDよりも高い。
街中でや走り出しでの加速はXD。
高速道路等、高速道路の走行性能はXの方が高そう。
SKYACTIV-Xに試乗するのであれば、高速試乗が良い気がしますね。
そんな感じですが・・・
今後も改良が加えられ、現行以上に性能が上がり価格が抑えられた未来を想像すると夢が広がるなと思いました(素人考えかもしれませんが。。)
CX-30のエンジンについては以上です。
CX-30試乗インプレッション ※ほぼ内装装備についてです。
実際に20S PROACTIVE Touring Selectionに乗って走ってみた。
一番びっくりしたのは・・・
遮音性がめちゃくちゃ高い!!
後でディーラの方に問い合わせてみたら・・・
マツダの第7世代モデル(mazda3~)では、遮音性能が大幅向上しているみたいです。
本当に静かなんです。
あと、7年前に購入したCX-5と比較すると、
・インテリア
・エクステリア
・標準装備や安全性能
あらゆる点で大幅にレベルアップしているなと感じました。
ということで、CX-30乗ってて驚いたポイントを紹介します。
CX-30:コックピット周り
コックピットデザインは・・・
CX-5やCX-8と同じく3眼メーターでかっこ良い。
※第7世代(mazda3~)は本デザインを採用されてるみたいです。
また、メーター中央部分は「マルチインフォメーションディスプレイ」と呼ばれる
7インチのTFTカラーディスプレイで構成されています。
つまり、センターメーターは本物の針ではありません。
※MAZDA3/MX-30も同様です。
ステアリング左側の「INFO」ボタンを押すことで、
以下図の通り、表示を切り替えることができます。
センターディスプレイ表示(1) | センターディスプレイ表示(2) | センターディスプレイ表示(3) |
基本画面・・・通常のスピードメーターのみ表示 | i-ACTIVESENSE(※)画面・・・システムの作動状況を表示 | 運転情報画面・・・平均燃費を表示 |
(※)i-ACTIVESENCR・・・マツダの先進安全・運転支援技術の総称
その他、マルチインフォメーションディスプレイ上の情報は以下の通り。
※図で説明できていないが、回生ブレーキ充電やメッセージ・警告表示等も表示される。
❶交通標識認識システム(TSR)により、
交通標識を表示。
→交通標識の表示箇所は
・上図の❶位置
・アクティブ・ドライビング・ディスプレイ
→最高速度をスピードメーター上に赤ラインで表示。(青枠部分)
※上図の場合、50km/hに表示。
❷瞬間燃費を表示
❸走行距離
❹走行可能距離
❺外気温
❶SPORPTS:中央メーター下部に表示 | ❷HOLD:右メーターの左に表示 |
❶SPORTSモード切替スイッチ
20SやXに搭載されています。高速合流等、応答性を高めたい時に使うようです。
❷AUTOHOLD切替スイッチ
(CX-30だからと言うか7年前の車との比較になってますが)
へ~と思いましたので紹介。
AUTO HOLDをONにして、ブレーキを踏みと
HOLD状態になり、ブレーキを離しても停止が保持される。
そこからアクセルを踏むと走り出すのですが、結構楽です。
クリープ走行が必要なシーン以外では結構使えそうです。
CX-30:後部座席
子育て世代としては有難いチャイルドシート取り付け口である・・・
ISOFIXが取り付けやすい!!
もしかすると最近の車は全部こんな感じ?かもしれないけど、
7年前のCX-5は取り付ける金具がシートに埋まっているんで、
正直チャイルドシートを付けづらいです。
いや~、ありがたや~。
その他、後部座席側にもエアコンの吹き出し口があり、
後部座席だけ暑い・寒いということはなさそう。
CX-30:アクティブ・ドライビング・ディスプレイについて
図が無くて申し訳ありません。。
運転席側のフロントガラスに走行情報(※)を表示。
⇒アクティブ・ドライビング・ディスプレイと呼ばれます。
(※)速度、交通標識、後方からの車両接近、ナビ情報 等
ポイント
後方からの車両接近/ナビ情報
正面に表示されることで、目線の移動が少なく視認性が高いです。
※後方車両は、サイドミラーでお知らせされるイメージが強かったので、結構画期的だと感じました。
CX-30:一日乗ってみて・・・
久しぶりのガソリンエンジンということもあり、楽しくてガソリン満タンから一日で半分以上使ってしまった(笑)
あと、第7世代よりも前から?かもしれませんが、パドルシフトが標準装備になってて興奮しました(笑)
ちなみに、7年前のCX-5はパドルシフト取付不可でした。(ショップオプションでも無し。)
さすがに純粋な走行性能であれば、7年前とは言え2.2Lディーゼル搭載のCX-5の方が高いです。ただ、
定期的な改良を行い新モデルに技術継承を重ねていることから、先進技術や装備の充実さ(そして価格とのバランス)には驚かされます。
自動追従機能も様々な種類があります。昔は中高速域の機能しかありませんでした。最近では・・・
CTSといって、渋滞時の追従走行&ステアリングアシスト機能があって、とても有難い機能です。
多分、乗り換えたら戻れないんだろうな~(笑)
同じようにエンジンに対する進化もきっとあると思うので、2020/10時点の最新ラインナップである
SKYACTIV-XやMX-30搭載のe-SKYACTIV-Gも実際の走行性能は気になるところですね。
今回の調査方法の紹介
メーカーの主要諸元表を見て調査しました。
※PCに比べると、自動車のスペックは分かりやすく情報が記載されているのでとても調べやすいです。
グレード・価格 → (一番下にある)スペック表・マニュアル・カタログの「主要諸元・装備」から
個人的には、CX-30を調べる中で(7年前と比較すると)自動車の進化を感じ、そして魅力を感じました。
以上になります!