ThinkPad T14 Gen1(AMD)を購入した。
結構大変だったのが・・・
各モデルの仕様や価格の理解。
購入に際しては仕様や価格を必死に比較した。
(PC全般に言えることなんだけど)
モデルの違いが分かりにくいですよね。
今回どのようにThinkPadのモデルを決めたかを紹介します。
本記事の内容 ※クリックでジャンプ
- T14/T14s/L14/E14それぞれの特徴・違い
→比較は2020/8月時点のAMDモデルで行いました。 - 今回の比較方法
→今回の比較方法を紹介します。
(自ら最終確認できた方が良い/信頼性にも繋がると考え紹介)
ThinkPad T14 Gen1(AMD)実機を確認しつつ、他モデルの仕様書と比較してまとめた内容になります。
T14とT14sの違い、あるいはT/L/Eシリーズ購入検討の際にお役に立てれば幸いです。
※今回、主に自宅利用かつ予算10万前後で探していたこともあり、モバイル性の高いXシリーズやハイスペックのPシリーズは比較対象から外しています。
ThinkPad各モデル(T/L/E)の違いを比較
モバイル性(重量) | モバイル性(寸法) | CPU | 拡張性(IF) |
差が出る観点(重量/寸法/CPU/IF)に絞って2020年8月時点の仕様書から最新の各モデル(T14/T14s/L14/E14)を比較します。
①ThinkPad各モデル(T/L/E)構成比較表
(表の見方)
青字 :標準搭載、またはカスタマイズ可能
取消線:搭載不可
観点 | T14 Gen1(AMD) | T14s Gen1(AMD) | L14 Gen1(AMD) | E14 Gen2(AMD) |
重量(※1) | 約1.57kg | 約1.39kg | 約1.61kg | 約1.64kg (天板/底面アルミニウム) 約1.59kg((天板アルミニウム) |
寸法(※2) | 約329x227x17.9mm | 約329x226.15x16.7mm | 約331 x 235 x 20.4 mm | 約324x220x17.9mm (天板/底面アルミニウム) 約324x220x18.9mm (天板アルミニウム) |
CPU | AMD Ryzen 7 PRO 4750U AMD Ryzen 5 PRO 4650U |
AMD Ryzen 7 PRO 4750U AMD Ryzen 5 PRO 4650U |
AMD Ryzen 7 PRO 4750U AMD Ryzen 5 PRO 4650U AMD Ryzen 3 PRO 4450U AMD Ryzen 5 4500U |
AMD Ryzen 7 4700U AMD Ryzen 5 4500U AMD Ryzen 3 4300U |
IF (USB以外) |
マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック セキュリティー・キーホール ドッキングコネクタ- HDMI イーサネットコネクター(RJ-45) スマートカードリーダー(※3) microSDメディアカードリーダー |
マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック セキュリティー・キーホール ドッキングコネクタ- HDMI イーサネット拡張コネクター スマートカードリーダー(※3) microSDメディアカードリーダー(※4) |
マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック セキュリティー・キーホール ドッキングコネクタ- HDMI イーサネットコネクター(RJ-45) スマートカードリーダー(※3) Nano SIMカードスロット microSDメディアカードリーダー |
マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック セキュリティロックスロット ドッキングコネクタ- HDMI イーサネットコネクター(RJ-45) |
IF (USB) |
USB 3.1 Gen2 Type-C USB 3.1 Gen2 Type-C USB 3.1 Gen1 USB 3.1 Gen1(Powered USB) |
USB 3.1 Gen2 Type-C USB 3.1 Gen1 Type-C USB 3.1 Gen1 USB 3.1 Gen1(Powered USB) |
USB 3.1 Gen2 Type-C USB 3.1 Gen1 Type-C USB 3.1 Gen1 USB 3.1 Gen1(Powered USB) |
USB 3.1 Gen1 Type-C USB 3.1 Gen1(Powered USB) USB 2.0 |
(※1)(※2)構成により変動します。
(※3)一部構成でカスタマイズ可能。
(※4)2020/8/26修正。T14sにもmicroSDスロットありましたm(_ _)m
②ThinkPad各モデル(T/L/E)の価格比較 ※参考
僕が購入したT14の構成に対して、極力各モデルの構成を同じようにカスタマイズした場合の価格を比較します。
※2020年8月13日時点の価格・割引率より算出していますので参考値としてお考えください。
比較した主なスペック
CPU | AMD Ryzen 5 PRO 4650U(※) |
OS | Windows 10 Home 64bit |
MSオフィス | なし |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB(※) |
カメラ | HD 720P+IR カメラ |
指紋センサー | あり |
電源アダプター | 65W ACアダプター (2ピン)(USB Type-C) |
(※)E14の場合、AMD Ryzen 5 4500Uを選択
(※)E14の場合は、OPAL非対応。
価格比較 ※2020/8/13時点参考
上述の構成で各モデルの価格は以下の通りでした。
T14 Gen1(AMD) | T14S Gen1(AMD) | L14 Gen1(AMD) | E14 Gen2(AMD) | |
標準価格 | 190,300 | 217,800 | 183,700 | 145,200 |
販売(割引)価格 | 98,956 | 121,968 | 110,200 | 75,504 |
標準価格で見ると、
T14s > T14 > L14 > E14
ただし、(あくまで2020/8/13割引率を加味した)【販売価格】は、
T14s > L14 > T14 > E14
ポイント
(割引率は変動するのでタイミングによるのだけれども)
2020/7-8時点でT14がお値打ちであったので購入を決定した。
ThinkPad各モデル(T/L/E)の特徴を解説
①②比較結果から分かること+表に表現できなかった特徴を補足して説明します。
まずはこちらで仕様を確認した限りの全般的な評価は次の通りです。
モバイル性:T14s >> T14 > L14 > E14
拡張性性 :L14 ≒ T14 > T14s > E14
ThinkPad T14 Gen1(AMD)
テレワーク利用メインでモバイル性をあまり重視しないのであれば、性能vs費用の意味でT14が最もコスパ高いモデルだと考えています。
ThinkPad T14sとの違いとして拡張性の高さがポイントですが、特に【有線LAN接続可能】にどこまで魅力を感じるかがポイントになりそうです。
(ThinkPad T14 Gen1(AMD)おすすめ構成)
(ThinkPad T14 Gen1(AMD)は実際購入したので)構成についてコメントします。
T14は、L14と比較すると幅広くカスタマイズできません。
(ある程度ハイスペック寄りに固定されます。)
つまり、迷うポイント少ないです。
強いて迷うポイントを挙げるなら・・・
- MSオフィス
- IRカメラ
- SIMカード挿入
僕はIRカメラはつけましたね。(つまり顔認証できる。)
毎回PINコードを打たなくてもログインできるのは本当に快適ですので、
T14に限らずIRカメラ(+2,200円)をカスタマイズすることをお勧めします。
MSオフィスについて、皆様の利用環境によりますが、
参考まで僕は以下3点より加えてません。
- 仕事では社内の仮想環境を利用
- 私用でOfficeをあまり使わない
- 必要に迫られた場合はO365を導入できる
SIMカードについては、こちらも利用環境次第ですが、
僕個人は自宅利用メインでしたので加えてません。
注意
購入する場合は、ボタンを押してそのまま買うのではなく・・・
公式ページのキャンペーンやSALE情報、あるいはメールマガジンからお得なクーポンコードをGETしてから購入してください!
※割引率の目安は40~60%
定期的にお目当ての商品の割引率をチェックしつつ、良さげな割引率のクーポンで購入すると比較的安く購入可能です。
ThinkPad T14s Gen1(AMD)
T14sは・・・T14よりも約180g軽い。
T14、L14、E14の重量差は100g未満の差なので、モバイル性ではT14sが頭一つ抜けてるイメージですね。
拡張性としては、有線LANの差込口がないです。
ただし、2020年モデルは【Wifi6】に対応していますので、Wifi6対応環境を揃えることでかなり快適な環境になることが分かっています。
ポイント
2020年モデルは【Wifi6】対応。
Wifi6接続環境があれば、有線LAN接続の優先度は下がります。
当然、(割引率にもよりますが)今回比較モデルの中で最も高価格です。
テレワーク中心だが持ち運びする用途においては今回比較対象の中ではT14sが最もハイパフォーマンスだと思います。
価格/拡張性に問題なければ、T14sが良いかと思います。
ThinkPad L14 Gen1(AMD)
L14は、T14やT14sと同程度までカスタマイズできることが分かりました。
※補足ですが、L14についてはカスタマイズで64GBまでメモリ拡張できるようです。
(T14は32GBまで)
逆にL14はスペックを下げることも可能です。
- 持ち運び用途がほとんど無い
- Tシリーズ標準以下のスペックでも良い
であれば、L14(あるいはE14)を選択するのが良い気がしますね。
もしくは・・・
低スペックで価格を抑えて購入してから構成を変更(メモリ、SSD増設等)するのも一つ手かもしれません。
ちなみに僕がL14を選ばなかった理由は、価格(≒タイミング)でした。
たまたま購入時期のT14の割引率が低く、同じような構成にしても(割引前の標準価格はT14の方が高いのに)割引後の販売価格はT14の方が安いという現象が起こりました。。
こちらに関しては、タイミングの問題(あるいはTシリーズの方が売れ筋だったりするのかな?)だと思います。
ThinkPad E14 Gen2(AMD)
表記載の通り、今回の比較対象の中では基本スペック/拡張性/モバイル性が低くなります。
ただし、そもそもThinkPadのEシリーズは【低価格モデル】ですので、
特に持ち運び用途がなく、①表を確認頂いて、T14やL14程のスペックは必要ない/より低価格でThinkPadを使いたいということであれば、E14がベストチョイスになると考えます。
(最低限のスペックについて)
【とにかく価格を抑えたい】と考える場合でも最低限抑えた方が良いのでは??と思う観点を紹介します。
(ThinkPadに限らず)PC全般に言えることですが
メモリは8GB以上を選択するのが良いです。理由は・・・
Windows1064bitであればOSだけでメモリを2GB程度消費する為です。
※4GBだと余裕ないです。
最低限こちらを抑えた上で、PC選びを検討するのが良いと考えますので参考になればと思います。
その上でThinkPadというPCそのものに魅力がありますので、ぜひおすすめしたいです。
パソコン選び。
なかなか高価な買い物だと思いますので、きちんと納得感を持って決定できれば良いですよね。
ぜひ、参考になれば幸いです。
今回の比較方法
購入に際して各モデルを比較して調査した結果をまとめたという内容でしたが、どのように比較調査したかを簡単に紹介します。
- レノボ公式サイトにアクセスする。
- 調査したモデルを検索する。
- 製品紹介ページの「製品仕様」より内容を確認する。
※各IFの配置場所が分かるからのでPCサイトの方がおススメ
あるいは
- 以下のサイト(レノボサポート)にアクセス
https://support.lenovo.com/jp/ja/ - モデル名(T14とか)で検索
- マニュアルをダウンロード
上述の情報を地道に比較してスペックと標準価格を確認します。
最終的には割引率を加味した販売価格を確認して、購入を決定しました。
以上になります。
質問事項等ありましたら問い合わせフォームあるいはTwitterより連絡をお願いします。
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