2024年12月、息子は自転車に乗れるようになりました。
それから間もなく、鉄棒の前回りもスムーズにできるように。
頑張ったらできるって嬉しい!
そんなことを感じ始めたのかもしれません。
でも、すぐに次の壁が現れました。
それが「逆上がり」でした。。
できない悔しさと、それでも続ける姿
最初のうちは、勢いをつけてもクルンと回れず、鉄棒にぶら下がるだけ。
何度もチャレンジしても上手くいかない日々が続きました。
それでも公園へ行けば、まず鉄棒へ向かう息子。
毎回、逆上がりの練習を欠かしませんでした。
同じ年の子や、年下の子が軽々と逆上がりを決めているのを見ると、しょんぼりする姿も・・・
そんな時は
「人と比べなくていいよ。自分のペースで、やりたいなら頑張ろう」と声をかけました。
初めてできた日の、あの表情
5月のある日。
いつものように鉄棒に向かい、練習を始めた息子が、ふっと回って着地。
「あれ?今、できたよね…?」
本人もびっくりしたような顔で、でもすぐに満面の笑み。
この日をどれだけ心待ちにしていたかと思うと、胸がいっぱいになりました。
親ができることは、環境をつくること
逆上がりができるようになるには、たくさんの「できなかった」日々が必要でした。
親として何ができたかといえば、公園に連れていったり、励ましたり、泣きたい気持ちに寄り添うことくらい。
それでも、こうして「やりたい!」を応援できて本当に良かったと思います。
努力が報われるとは限らない。でも…
何かを成し遂げようと思ったとき、簡単にうまくいくとは限りません。
それでも、あきらめずに続けた経験は、きっと本人の中に生きていくはず。
これからも、できる・できないにこだわるのではなく、
「やってみたい」「やってみよう」と思える気持ちを大事にしてほしい。
その気持ちが、自分の好きなことや夢に出会うきっかけになればいいなと思います。
そして、どんな困難にも立ち向かえる、そんな強さを少しずつ育てていってくれたら・・・。
おわりに
逆上がりができたという出来事は、ほんの小さな通過点かもしれない。
でも、親にとっても、子どもにとっても、大切な「挑戦の物語」になりました。
これからも、子どもが「やってみたい」と思う気持ちに、
できるかぎり寄り添っていきたいと思います。